
カモミールの魔法:自然なベビーケアのささやかなひととき
先日、友人の赤ちゃんを抱っこしていました。あまりご機嫌ではなく、歯が生え始め、体調も万全でなく、きっとお腹もすいていたのでしょう。お母さんの腕から離れて不安になり、泣いてしまいました。
私はその子を抱きながら、「Soil to Soul Farmpark」の花咲く小道をゆっくり歩きました。景色や動きが気を紛らわせてくれるかもしれないと思ったからです。
その時、ちょうど咲き始めたカモミールの花に目がとまりました。細い白い花びらに、明るい黄色の中心。何世代にもわたり、カモミールはお茶やバス、バームなどで子どもを癒してきました。私はそっと花をいくつか摘み、赤ちゃんの鼻先に差し出しました。
香りを吸い込むうちに、赤ちゃんの呼吸が落ち着き、体の緊張も和らぎ、泣き止んで花をじっと見つめるようになりました。そこで私は花の中心部分をそっと歯ぐきにこすってみました。すると、赤ちゃんは口を開けて、まるで「もっと」と言うような仕草を見せてくれました。

香りが赤ちゃんに与える安心感
この瞬間は、赤ちゃんがどれほど自然の香りに敏感で反応しやすいかを思い出させてくれました。嗅覚は感情をつかさどる脳(大脳辺縁系)に直接働きかけ、思考を介さずに心を落ち着かせてくれます。カモミールやラベンダーの香りは、GABAのような神経伝達物質の働きを促し、ストレスを和らげると言われています。
カモミールが愛され続ける理由
カモミール(Matricaria chamomilla)は、抗炎症・鎮痙・穏やかな鎮静作用で古くから親しまれてきました。カモミールティーはお腹の張りに、カモミールバームは歯ぐきや肌荒れにと、幅広く用いられています。生の花の香りを嗅ぐだけでも、赤ちゃんにとっては安心感とやさしさを届ける力があります。
Kosmic Marketのこだわり
この体験が、私たちがカモミール製品――特にカモミールハイドロソルを扱っている理由のひとつです。もちろん、生花の魔法にはかないませんが、ハイドロソルはそのエッセンスをやさしく肌に届けるミストとして閉じ込めています。
- 寝具へのミストとして
- 火照った肌のクールダウンに
- 歯がゆい日の安心ケアに
毎日の育児に、植物の静かな力を取り入れてみませんか。